疾患に起因する咬合異常

以下の疾患に起因する咬合異常に対する歯科矯正治療には、健康保険が適応されます。これらに該当する場合は大学病院等の矯正科をご紹介させて頂きます。

「口唇裂・口蓋裂・顔面裂」、「顎変形症」、「ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)」、「鎖骨・頭蓋異形成症」、「クルーゾン症候群」、「トリチャーコリンズ症候群」、「ピエールロバン症候群」、「ダウン症候群」、「ラッセルシルバー症候群」、「ターナー症候群」、「ベックウィズ・ウィードマン症候群」、「尖頭合指症」、「ロンベルグ症候群」、「先天性ミオパチー」、「顔面半側肥大症」、「エリス・ヴァン・クレベルド症候群」、「軟骨形成不全症」、「外胚葉異形成症」、「神経線維腫症」、「基底細胞母斑症候群」、「ヌーナン症候群」、「マルファン症候群」、「ブラダーウィリー症候群」、「筋ジストロフィー」、「大理石骨病」、「色素失調症」、「口-顔-指症候群」、「メービウス症候群」、「カブキ症候群」、「クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群」、「ウィリアムズ症候群」、「ビンダー症候群」、「スティックラー症候群」、「小舌症」、「頭蓋骨癒合症」、「骨形成不全症」、「口笛顔貌症候群」、「ルビンスタイン-ティビ症候群」、「常染色体欠失症候群」、「ラーセン症候群」、「濃化異骨症」、「6歯以上の非症候性部分性無歯症」 

https://komura.jp/ に戻る

親知らずを抜歯しないために歯並びが悪くなった場合

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427524684

「親知らずの生える力で他の歯の移動が起き、歯並びに問題が生じた場合、
親知らずを抜歯して、力の根源を除去したのちに、奥歯より後方へ送る矯正治療を
することがあります。ですので、綺麗に歯並びを治す方法はありますし、矯正歯科でもキチンと可能な方法です。

ですが、本来、歯の持っている性質に逆らいますので、非常に困難な治療となります。
近年、小さなインプラントをアンカーとして後方へ奥歯を送る治療法が開発された為に、
以前よりはまだ、やりやすいですが、数年を必要とすることもしばしばです。」

私も同意見です。

https://komura.jp/  に戻る

なぜ矯正の費用は定額でないのですか?

患者さんの顔の骨格や歯並びの状態により 治療の方針が異なり、装置も異なり、治療期間も異なります。

簡単な前期矯正で直ってしまって後の矯正治療が不要になるようなケースもあります。

その一方で、前期治療でうまく治っても成長と共に新たな問題が発生して、追加の矯正治療が必要になるケースもあります。

この二つを同額で治療するというのは、簡単な脱臼の治療と難しい再発性のガンの治療を同じ費用で行うようなものです。

簡単な治療の方は短期間で装置も少ないので費用が安くすみ、難しい治療の方は長期間かかって装置も多く必要ですので費用が余計にかかります。

ご理解いただければ幸いです。



https://komura.jp/ に戻る


学校検診で歯並びについて指摘を受けました。

学校検診で歯列、咬合で○がついてビックリされている患者さんもおられます。

こちらのリンク先に基準が書いてあります。

もっともこれに該当したからと言って必ずしも矯正治療が必要なわけではありません。

虫歯の検診と同じでスクリーニング(健康な人も含めた集団から,目的とする疾患に関する発症者や発症が予測される人を選別する事)が目的です


https://komura.jp/ に戻る

「床矯正」とか「非抜歯」とか「抜歯矯正」とか・・・



矯正する際に「できるだけ抜かない」ということをもちろん心がけてはいますが・・・治療の目的を達成するために仕方なく抜歯する場合も出てきます。「抜歯」、「床矯正」とか「非抜歯」とか「抜歯矯正」とか色々ありますが・・・これらはあくまでも手段であり、目的ではありません。「健康でキレイな歯並びを達成すること」が目的なわけです。目的を達成するために必要な手段を用います。手段が目的になるのはおかしいです。当然ながら「抜歯」という手段を用いないとキレイな歯並びを達成することができない場合はあります。検査、診断してどの手段を「用いる」or「用いない」という選択してキレイな歯並びを達成するのです。https://komura.jp/ に戻る

床矯正の思い出

今から19年前になります。
私は大阪大学歯学部の小児歯科学講座で医員でした。
当時、私は全身麻酔による歯科治療のお世話係、茨木市の保育園での検診、歯になるシーラントの研究、母親教室の当番、技工士学校の講義、拡大床の研究等を行っていました。

伊丹のI歯科医院で出会った武内健二郎先生は、ワシントンD.C.のDrs.Galblum&Suyehiro orthodontic office 帰りのフランクな先生で、私はすっかりファンになってしまい、入局3年目から たけうち矯正歯科に日曜日に押しかけて(無給で)勉強していました。小児歯科を退局した後は、そのまま3年間お世話になりました。

当時は、今よりも抜歯矯正が盛んでしたが、武内先生は、すでに第一期治療において拡大床を使って非抜歯矯正を数多く行なっていました。


「抜かずに矯正してもらえる」と評判で神戸だけでなく大阪市や加古川から患者さんが待合室に溢れていました。

小児歯科の先生方と武内先生の指導を受けながら、19年前の1992年に書いた論文が以下の論文です。


拡大床は、古典的な装置です。あごの形を整える場合に使います。

https://komura.jp/ に戻る

お願い

矯正治療は虫歯治療と違って、診療所に来たときだけが治療なのではありません。矯正歯科を訪れるのは装置を作ったり、装置の調節を行うためであって、家にいるときも矯正の治療は継続していることをご記憶下さい。ご本人の努力と保護者 ご協力が、治療の結果に影響します。

通院日の約束は必ず守って下さい。 放置しておくと装置が必要以上に効き過ぎて危険です。約束の日時に来院できない時は、できるだけ早目にお電話で代わりの日時を 決めて下さい。

歯ブラシとフロスを必ず使いましょう。 口の中に装置をいれると汚れやすく、虫歯や歯ぐきの炎症の原因になります。食後には必ず歯をみがいて下さい。

粘るものは食べないで下さい。 矯正装置をいれている時は、おもち・アメ・チューインガムなどの粘るものを食べるのは避けて下さい。矯正装置 は無理をすると壊れやすい欠点があります。装置がひんぱんに壊れると治療が長引いたり、最善の結果が得られ ないことがあります。




とりはずしのできる装置は決められた時間必ず使って下さい。 床矯正装置、ヘッドギアー、ゴムなどは決められた時間、使って下さい。よく使いますと良い結果が得られますが、 不十分ですとほとんど効果はありません(TOT)

装置が壊れた時にはすぐお電話して下さい。 そのままにしておきますと、歯ぐきを傷つけたりすることもあります。装置がはずれたり壊れたりして、緊急で 来院された場合の応急処置には、無料で対応しています



https://komura.jp/ に戻る