床矯正の思い出

今から19年前になります。
私は大阪大学歯学部の小児歯科学講座で医員でした。
当時、私は全身麻酔による歯科治療のお世話係、茨木市の保育園での検診、歯になるシーラントの研究、母親教室の当番、技工士学校の講義、拡大床の研究等を行っていました。

伊丹のI歯科医院で出会った武内健二郎先生は、ワシントンD.C.のDrs.Galblum&Suyehiro orthodontic office 帰りのフランクな先生で、私はすっかりファンになってしまい、入局3年目から たけうち矯正歯科に日曜日に押しかけて(無給で)勉強していました。小児歯科を退局した後は、そのまま3年間お世話になりました。

当時は、今よりも抜歯矯正が盛んでしたが、武内先生は、すでに第一期治療において拡大床を使って非抜歯矯正を数多く行なっていました。


「抜かずに矯正してもらえる」と評判で神戸だけでなく大阪市や加古川から患者さんが待合室に溢れていました。

小児歯科の先生方と武内先生の指導を受けながら、19年前の1992年に書いた論文が以下の論文です。


拡大床は、古典的な装置です。あごの形を整える場合に使います。

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